
はい、Kamekichiです。
先日引っ越しをしまして、どのインターネット回線にしようか検討しているところです。現在は、新居にすでに開通していたJ-COMの320Mコースを使用しています。最初の2ヶ月間は無料で、その後は月々3,800円と光回線に比べて割安です。
昨今のコロナ禍でテレワーク化が進み、自宅のネット環境の重要度が高まってきていますよね。かくいうワイもWeb会議ツール(ZoomやGoogle Meetなど)を使ってミーティングや研修をするから、安定と速度を兼ね備えたインターネット回線がないと支障ありなんです。そういう方は多いんじゃないでしょうか。
ということで今回は、インターネットの通信速度について書いていきます。参考までにJ:COMの回線速度も紹介しながら読んでいただければと思います。

コロナの反響で自宅ネットワークの需要が大きくなったやろうねぇ。
通信速度の単位って何?
インターネットの通信速度を表す単位は「bps(ビーピーエス)」(bits per secondの略)です。厳密には、1秒あたりに転送できるデータ数の単位を表します。bit(ビット)というのがデータ数の単位で、per second(毎秒)でどれだけデータを送ったり、受け取ったりできるの?ということがbpsでわかります。
bpsの値が大きけれ大きいほど通信速度が速くなります。ただし、bpsは千単位でKbps → Mbps → Gbpsというように単位表記が少しずつ変わります。
- 1 Kbps(キロビーピーエス) = 1,000 bps
- 1 Mbps(メガビーピーエス) = 1,000 Kbps
- 1 Gbps(ギガビーピーエス) = 1,000 Mbps
Gbpsまでなると爆速です。光回線などの最大速度で1〜2Gbps(1,000〜2,000Mbps)ですね。
ただ、日常生活でYouTubeや4K動画を観たりする場合でも30〜50Mbps、オンラインゲームをするにしても100Mbpsもあればいいので、一般的にはMbpsで数値の大きさを見るといいですね。
快適に通信するためのMbpsの目安については後述します。
通信速度にある「下り」と「上り」って何?
通信速度には、「下り」と「上り」があります。
下りは、データをダウンロードする時の速度を表します。具体的には下記のようなシーンで、下りの速度が関係してきます。
- ブラウザ(ChromeやSafariなど)でWebサイトを閲覧する。
- メールを受信する。
- LINEでメッセージや画像を受け取る。
- YouTubeで動画を視聴する。
- Zoomで会話をする(相手のビデオや音声を受け取る)。

上りは、データをアップロードする時の速度を表します。具体的には下記のようなシーンで、上りの速度が関係してきます。
- Webサイトやブログを更新する。
- メールを送信する。
- LINEでメッセージや画像を送る。
- YouTubeで動画投稿やライブ配信をする。
- Zoomで会話をする(相手にビデオや音声を届ける)。

注意しないといけないのは、多くのインターネット回線で下りは速いけど、上りは遅いということがあること。
動画投稿やライブ配信、オンラインゲームなど、サイズのでかいデータをディスプレイの向こうにいる人たちに届ける機会が多い人は、下りだけでなく上りの速さも重要になります。ワイらがいま使っている【J:COM 320Mコース】は、下りはかなり速いものの、上りの落差が大きいですね。ネットサーフィンやLINEくらいであれば問題ありませんが、コンテンツを発信する人にとっては支障があるかもしれないです。ワイもオンラインで研修をする機会が増えてきてるから上りの速度がもっと欲しいなというところですねぇ。
下の画像はJ:COMの速度計測(スピードテスト)の結果です。


速度計測の方法については、この後詳しく書いてるで。
ちなみに、NURO光やソフトバンク光といった光回線の場合、下りと上りともにだいたい数百Mbpsと高速なケースが多いです。IT系の仕事関係者の人たちに聞くと、だいたいどの光回線でも上下ともに100Mbpsとか200Mbpsは安定して出てるようです。なので、いっぱいデータを使う人は光回線が無難ですね。ただ、工事に時間がかかるケースもあるので事前に確認しといた方がいいと思います。あと、キャンペーンなしだと月5,000円前後はしますね。

簡単に導入できるポケットWi-Fiとかホームルーターとかもあるけど、速度と安定性を求めるならやっぱり光回線やなぁ。あと、光回線なら【NURO光】が安くて、速くて、安定してるということで人気やけど、対象エリアがまだ限定的で、ワイらの家は対象外やった。しょぼーん、、
快適に通信するための速度の目安は?
続いて、インターネットの通信速度の目安を見ていきます。通信速度の目安を知っておくことで、自分のライフスタイルに合わせたネット環境を考えることができます。まずは目安を知って、自分の通信環境の速度を計測すると、何が快適にできるのかがわかってきますよ。
一般的に下りの速度が着目されがちですが、上りの速度についても紹介します。
下りの目安
- メールやLINEで受信する
- → 1 Mbps程度
- → 画像や動画が添付されている場合は、ダウンロードに時間を要します。
- YouTubeで動画(〜HD1080p)を視聴する
- → 5 Mbps程度
- → 速度の目安は解像度によって異なります。
- 4K動画を視聴する
- → 25 Mbps程度
- 複数人でビデオ通話をする
- → 10 Mbps程度以上
- → 人数にもよりますが、遅延なく話をするためには10Mbps以上が求められます。
Webサイトの閲覧や、メールやチャットの受信くらいなら10Mbpsの速度もあれば十分でしょう。高画質の動画を視聴するとなると25Mbps以上あると快適だと思います。オンラインゲームをやる場合、多くのゲームは10Mbpsあればプレイ可能ですが、より快適にプレイするためには100Mbps程度が推奨されています。
下りの速度が遅いとWebサイトの読み込みに時間がかかるなど、作業効率が悪くなり、ストレスを感じることになるため、テレワークでの利用ではまず下りの速度を注視するといいです。
上りの目安
- メールやLINEで送信する
- → 1 Mbps程度
- SNSへ写真を投稿する
- → 3 Mbps程度
- SNSへ動画を投稿する、ファイルを共有する
- → 10 Mbps程度以上
- → 大きいサイズのデータだと時間がかかるので、できるだけ速いといいです。
- 複数人でビデオ通話をする
- → 10 Mbps程度以上
- → 相手に高画質、高音質で情報を届けるにはある程度の速さが必要です。
文章や画像のやり取りが主で、容量の大きいデータのやり取りがない場合であれば、3Mbpsもあれば支障がないでしょう。容量の大きい動画を含めたファイルの共有や複数人でのビデオ通話をする場合は、10Mbps以上の速さはほしいところですね。一般的に、ストレスなくテレワークを進めるには10〜30Mbpsあるといいです。
先程のJ:COMの速度計測の結果を見ると、上りが10Mbps程度です。文章や画像のやり取りは問題ありませんが、Zoomを使った複数人でのビデオ通話では、時々動画や音声の発信に遅延が発生することがありますね。社内のミーティングなどであればそれほど支障はないかもしれませんが、社外での活動となると若干ストレスを感じるかもしれません。
通信速度の計測方法
それでは、いま使っているインターネット回線の速度を計測してみましょう。
回線速度を計測するツールはいろいろとありますが、ワイがおすすめするのは Speedtest というツールです。 そのままのツール名ですが、Webサイト版とモバイルアプリ版があるため、PCだけでなくiPhoneやAndroidでも使えます。
トップページのGOボタン(またはスタートボタン)を押すだけで、下りの速度、上りの速度が計測できます。さらには、データの応答速度を数値かしたPing値も計測できます。Ping値は、数値が低いほど応答速度が速いため、ネット環境が快適であることを表します。
Webサイト:https://www.speedtest.net/
Webサイト版もモバイルアプリ版も丸いボタン(GOボタンまたはスタートボタン)を押すだだけで計測できます。使っているインターネット回線やスマホの機種などは自動検知されます。

長くとも30秒ほどで計測結果が表示されます。DOWNLOADが下り、UPLOADが上りです。時間帯によって速度に波はあります。大きく分けると朝、昼、夕方、深夜で速度が変わりますね。一般的に多くの人がネットを使う時間帯は、速度が下がりますね。

補足
前述の通り、Ping値は応答速度を数値化したもので、数値が低いほど快適さを表します。Ping値の単位は、「ms(ミリ秒)」です。一般的に50ms以内だと快適にインターネットを使えると言われています。オンラインゲームなど、大量のデータ通信が必要な場合は30ms以内でないと厳しいと思います。
アカウントを作成すると、計測結果を履歴で見れるようになるので、以前使っていた回線といま使っている回線の速度を比較することができます。必要に応じて活用してみてください。


Speedtestは広告が多くて若干表示が遅いけど、利便性と正確さで多くのユーザに使われてるねん。
おわりに
今回は、インターネット回線の速度と計測方法について紹介しました。
テレワーク化でインターネット回線の重要性が高まる中、速度が速いか遅いかを感覚だけではなく、具体的な数値で見る力もあった方が対策を考えられるかと思います。
速度の目安についても、インターネットを使って自分が何をするのか、何をしたいのかに合わせて参考にしていただければ幸いです。
ライブ配信やオンラインゲームなどの大容量データの発信を必要としないならJ:COMでも十分だと思います。光回線に比べて安いですし。ワイの場合、仕事柄、上りの速度も必要なので少々費用がかかりますが、光回線を検討しようと思います。
ではでは。