2021
15
Aug

出産・育児

妊娠発覚後、退職を考える前に知ってほしい産休育休お金の話。転職後1年未満は育休がとれない?

こんにちは、Harusaiです。

 

妊娠・出産と仕事のタイミング、多くの女性にとって悩ましい問題。

 

赤ちゃんを授かって嬉しい反面、

キャリアや金銭面の兼ね合いで不安を感じる方も少なくないのではと思います。

  • 今の仕事を続けられるのか
  • 退職して育児に専念した方が子供のためでは
  • 退職したら家計は大丈夫なのか
  • 仕事を休んだらキャリアが途絶えてしまうのでは
  • 妊娠・出産の体調変化で体力的にも精神的にも仕事を続けるのが限界…

喜ばしいはずの妊娠も、不安と表裏一体。

妊娠を機に一度は「退職」がよぎる方も多いのではないでしょうか。

 

前回の記事では、精神的な心の保ち方を記事にしましたが、

今回は退職を考える時に知ってほしい産休育休とお金の話と、

経験談をもとに転職後の注意すべき育休取得条件をお伝えします。

 

妊娠中の働く女性が取得できる制度・給付

 

産前産後休暇

産休は就業期間や雇用形態に関係なく、妊婦さん全員が取得できる権利です。

産前休業

産前休暇は出産予定日6週間前から取得できます(多胎児の場合は14週前から取得可能)。

取得は任意なので、ぎりぎりまで働きたい場合には産前休業を取得しないこともできます。

Harusai
Harusai

公務員の場合は8週間前から取得可能ですね

 

産後休業

産後休暇は出産翌日から8週間休業することが義務付けられています。

こちらは産前休暇と違い、必ず取得しなければならないお休みです。

 

産休中にもらえるお金「出産手当金」

産休中は働くことができないため、事業主側に給与の支払い義務がなく、

ほとんどの会社で勤務先や雇用保険からの給与保障がありません。

Harusai
Harusai

産休が有給休暇の方はラッキーですね 

ですが、産休中の生活保障として申請できる「出産手当金」という給付がありますのでご安心を。

「出産手当金」は産休中の生活をサポートしてくれるお金で、

条件を満たせば、勤務先の健康保険から支給を受けられます。

手当金は標準報酬日額の3分の2に当たる金額です。

 *支給日開始日以前の継続した12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額

 

出産手当金を受け取る2つの条件

  • 勤務先の健康保険に1年以上継続して加入していること
  • 産休中に給与支払いがないこと

 

出産手当金は退職後も受け取れる?

退職すると一般的に勤め先で加入していた健康保険の被保険者資格を失いますが、

次の2つの条件を満たせば出産手当金を受け取ることができます。

  • 退職前、継続して1年以上被保険者であったこと
  • 退職日に出産手当金の支給を受けているか、退職日が産前42日(多胎妊娠は98日)の間で出勤をしていないこと

つまり、退職まで1年以上続けて勤務していて、かつ、退職日に産休を開始していれば、出産手当金を受け取ることができます!

 

育児休業制度

育休は原則、子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで取得できます。育休はパパも取得可能です。

ですが注意しなければならないのが、育児・介護休業法では、会社が所定の条件を満たしていれば、

入社から1年以内の従業員には育児休業を取らせなくても良い、とされていること。

転職後1年未満の出産の場合、育休が取れないリスクがあるのです。

 

私の場合は、4月に転職、5月に妊娠発覚、

産後休暇終了予定の翌2月までで入社1年に満たないこととなり、育休が取れない可能性がありました……

 

しかし、人事の取り計らいで1年に満たない1ヶ月分を有休で対応させてもらうことで、

予定通りの出産となれば育休を取得できることになりました。

Harusai
Harusai

優しい職場に心底救われました…

育休は育休に入る1か月前までに申請することが法律で決まっているので、申請お忘れなく!

 

育休でもらえるお金「育児休業給付金」

育児休業中、雇用保険から育児休業給付金が給付されます。

休暇開始から半年までは賃金の67%半年以降は50%が支給されます。

67%の場合、概ね休業前の手取り賃金の約8割が支給されるイメージです。

(給付額の80%への引き上げ検討がされており、今後給付額が上がる可能性があります。)

 

しかし、こちらも転職直後は注意が必要。

 

給付を受けるには

育休前の2年間で11日以上働いた月が12か月以上なければいけません。

Harusai
Harusai

この給付金を受給できるかできないかは家計への影響甚大…

私のように入社後1年未満の場合は、場合によっては条件を満たせず、

次の要件を満たせば、給付金を申請できるようになっています。

  • 転職前後を合わせて、過去2年間に11日以上働いた月が12カ月以上ある
  • 前職でも雇用保険に加入しており、1日の空白期間もなく再就職した
  • 前職の退職時に失業給付の申し込みをしていない

 

私の場合は前職の退職から3か月期間が空いたため、

失業給付の申し込みをしており、前職の働いた月はカウントできませんでした…

 

最終的に、私の職場では産前産後休暇が有給扱いとなるため、働いた月とカウントでき、

それでも12か月に1ヶ月分足りなかったので、有給休暇で対応させていただく提案を頂き、

無事に育休中の育児休業給付金が申請できる予定となりました。

Harusai
Harusai

育休取れても手当がなければ厳しいところ、本当に一安心…

転職後の妊娠を計画している方は、

育休が取得できずに退職せざるを得なかったり、

育児休業給付金が受け取れないことで家計が逼迫してしまう可能性もありますので、

取得条件は事前に確認しておいた方がよさそうです。

 

おわりに

ワーママへの道は決して平易ではないけれど、

妊娠した女性が働き続けられる制度は整っており、実態として働き続けやすい企業も増えてきているように思います。

 

退職するかしないかでお金の負担はかなり変わってくるので、

妊娠して退職を考えている方に少しでも検討材料になればうれしいです。

 

また、転職と妊娠に悩む方に、この情報が有益に届きますように。

活用できる制度はできるだけフル活用して、各人が自分に合った形で安心した育児ライフを送れますように。